ぴかぴかマグパイ

とりとめのない日記

愛とヤケクソとヤケクソの愛

※この記事には映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」の重大なネタバレが含まれますので、アレだったらアレしてください。一応。

 

もう夏です!!

私が毎年楽しみにしている、東京ディズニーシー夏のスペシャルイベント・パイレーツサマーの詳細情報が公開されました。テンション上がりました。待ちきれません。なので、私にとってはもう今から夏です。

GWは「パイレーツサマーにとっておくぞ〜^o^」と称してお金を使うのは控えました。非常に、楽しみです。

 

ところで「パイレーツ」シリーズでの私の推しはバルボッサです。お察しください。

 

 

パイレーツサマーは毎年楽しみにしていて、これに関してはもうお財布がガバガバになっちゃうんですね。でもなんか、多少冷静になってみると、これって純粋な愛の他にヤケクソの気持ちもあるんじゃないかって思えてくるんですね。

というのも、私のパイレーツ歴はまあまあ長くて、記憶が曖昧なところもあるんですけど、2006年公開の2は映画館で観た覚えがあるので少なくともかれこれ13年の付き合いになるんですね。で、いつバルボッサ推しになったかというと、これも記憶が曖昧なのだけど、2011年の4公開時には推しの気持ちがあった事を覚えているので、バルボッサは最低でも8年は推しの座に君臨しているんです。

といっても、2公開時は私はまだまだ子供だったし、8年ずっと全ジャンルでバルボッサが最推しだった訳でもない、わりとフワフワにわかにわかに推してるジャンルです。しかしそれでも、パイレーツという作品とバルボッサという人物は10年以上、私の心の中に当たり前に存在していました。

そんな中で、問題の5作目。お前だよお前。最後の海賊。

公開前は6年ぶりの最新作ということで、そりゃあ楽しみでした。どのくらい楽しみだったかというと、公開日までにシリーズ全作を復習ヘビロテしたのはもちろんのこと、いてもたってもいられずインターネットでファンアートを漁り、自分でもファンアートを描き、英語のファンフィクを読んでは気合いで英語のコメントを送ったりしていました。そんな風にしっかり再熱させて、バルボッサが大好きだ、大好きだという気持ちをしっかり高まらせて、公開初日に映画館に駆け込みました。

なんということでしょう。

例えるなら、テンションが上がりに上がって50メートル飛び込み台に登ったはいいものの、いざ飛び込んだらプールの水が全部抜かれてた、みたいな。高飛び込みとかしないで、大人しくプールサイドから入水するだけならまだ傷も浅かったかもしれないのに。

 

まあそんな感じで最高の状態で推しがお亡くなりになるのを目の当たりにしたわけなんですが。

 

そこからなんですよね、パイレーツ関連のグッズに関して財布が緩み始めたのは。

もうなんか、面白いくらいに彼の死から立ち直れてないんです。日本公開からあと2ヶ月ほどで2年になるんですけど、未だにふと思い出してはとても悲しい気持ちになる。5自体は好きなんだけど、それだけに終盤のアレが、受け止めきれなくて仕方がない。

5の劇場グッズを買い漁ってる時は、「推しのグッズが出るのはこれが最後かもしれないから……」という気持ちが確かにありました。そして程なくして始まった初年度パイレーツサマーのグッズも色々と手を出し、パークに来園した時はスペシャルメニューをガンガン頼み、次年度パイレーツサマーでもそれが続きました。

私はバルボッサの事が好きです。残忍だけど哀しい、二面性を持つ魅力的な海賊である1が好き。最後に出てきて全てを持っていく2が好き。味方になると最高に頼もしい3が好き、屈辱を受けようとも生き残って執念の復讐を果たす4が好き、どこまでも海賊な5が好き。ジャックスパロウの魅力が不変性であるならば、バルボッサの魅力は変化する事だと思っている。変動する時代に適応し、生き残る。船を変え装いを変え、時に英国海軍に下ろうとも、海賊であることを貫く(狡)賢い男。

大好き、大好きなんだけど、私が今パイレーツサマーを楽しみに楽しみにしているのは、この大好きの気持ちの他に、彼が亡くなってしまってヤケクソになってる気持ちもあるんだろうなあと思って、ちょっと落ち込みました。

なんだかなあ。

 

推しの死から約2年経っても全然心理的な進歩ができていないので、この拗れてしまった気持ちとは気長に付き合っていきたいと思います。も〜これすぐに治すのは無理だわ。

そういうわけで、ヤケクソの愛で今年の夏も突っ走る。

 

 

ともかく、パイレーツサマーは今年もめいっぱい楽しみます!

なんたって、バルボッサという概念を三次元で味わうことのできる数少ない機会。パーク全体海賊モードなお祭り感も大好き。ハーバーショーも、推しに直々に海賊修行をつけてもらえるなんてどんな夢小説だよって感じですし(?)、運が良ければ推しに直々に水をかけてもらえるかもしれない。シャブじゃん。こんなん。去年は船長直々にジョッキで水をかけてもらい無事死にました。本当にありがとう。私の船長はバルボッサだよ。

今年のスペシャルメニューやグッズの詳細は5月中旬ごろ発表だそうなので、ワクワクしながら待ちます。

今年も行くぞ行くぞ行くぞ〜〜!

 

ヨーホー!!